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[メモ] 家父長制批判の可能性の原理(2)

このようなレズビアン・フェミニズムによる分離主義は、ラディカル・フェミニズムの論理から必然的に導かれるといえる。なぜならラディカル・フェミニズムは、男女関係が先験的に差別関係の中に置かれていると主張し、二つのことをその論拠としてあげるからだ。第一にすべての男女関係は性愛関係の変奏形態であり、女性は、性的存在であることを基底とした存在であるということ、第二に性愛関係の本質は差別関係である、というのがその根拠である。つまり、男女関係はつねに、すでに差別的であるというわけだ。そこから異性愛主義というものが問題化されることになる。なぜなら異性愛には性別の区分と男女間の力学関係が含まれるからである。異性愛とは男女という性別に基づく関係性であり、この関係は男性から女性への権力関係として構造化されている。こうした論理によって、レズビアン・セパレイティストによるレズビアン共同体こそが、家父長制への対抗の拠点という思想が生まれてきたといえる。ところが、この論理を引き伸ばすと、女性同士の関係、男性同士の関係も男性上位の形で構造化されたジェンダー秩序の中に配置され、それを支えているという結論になる。男女間の権力構造が先験的なものだとしたら、男性と関係を持たないで、女性同士の関係だけを抜き出したとしても、この権力構造は反映する。つまり、異性愛だけではなく、性別という区分によって行使されている現在のセクシュアリティの秩序自体が、性差別と抑圧の構造を再生産させるということになる。

http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/pdf/review_2005-03.pdf
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