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卓越主義的リベラリズムとリーガル・モラリズム

このように卓越主義は国家に対して善き選択肢を創造し、悪しき選択を除去することを求める。もっともここにひとつの問題が生じる。自律自体は悪しき選択肢の選択を認めているし、実社会には悪しき選択肢を自立的に選ぶものが多数存在する。はたして国家は強制的な権力を用いて、悪しき選択肢の選択を禁止し、善き選択肢の選択を強制すべきなのであろうか。ここにはリーガル・モラリズムの問題が潜んでいる。ラズはリーガル・モラリズムの問題をどのように考えるのであろうか。

その検討をなすにはラズによる「被害者なき不道徳行為」への言及が参考になる。ラズによると悪しき選択肢の利用可能性の排除は、人々の自律が常に尊重されるべきであるという基本原理を尊重した上でなされなければならない。この基本原理によると、国家が被害者なき不道徳行為を阻止する際に使用する手段は、人々の福利の基礎である自律を侵害するものであってはならない。すなわち国家は、被害者なき不道徳行為を阻止するためには、抑圧的な措置を用いたり、被害者なき不道徳行為を犯罪化したり、強制力を行使してはならないのである。ラズは言う。

「個人の選択がいかに誤っていようと、個人の自律を侵害するような措置を国家が採択することは、他者の利益の保護のために必要な場合以外にはないという少なくともその程度において、誤った選択肢をも消極的に寛容することにも導く。なぜなら諸個人の自律は現代社会においてその人格発展の条件だからである」

このようにラズは個人の自律を最大限に重視し、被害者なき不道徳行為を許容する。すなわちラズは、リーガル・モラリズムを認めないのである。

http://elib.doshisha.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_bookview.cgi/U_CHARSET.utf-8/BD00010826/Body/kj00000130544.pdf?CGILANG=english

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