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(メモ) 「ソ連では、世界のどこよりも多く自我を実現する(self-realization)チャンスをもっている」 (ラスキ)

「ラスキの価値重点の著るしい移動が実に『文明論』〔『信仰・理性・文明』〕の全体を貫くトーンを『現代革命論』〔『現代革命の考察』〕を含めてのそれ以前の著書からかなりハッキリと異ならしめているのである。例えば『革命論』では、まだ相当強調されていたスターリン政権に対する西欧民主主義の立場からの批判は『文明論』においては背後に退き、むしろ「独裁」のアポロジーに終始している感がある。

・・・社会主義的な考え方の否認がまだまんえんしているような雰囲気の中では、ソ連の共産党は、その信仰の中心観念を到底選挙人の偶然な決定に委ねるわけには行かないのだ。西欧民主主義では批判の自由が許されているのは、批判の自由が変更の自由にまで発展しないという安心感があるためで、この安心感が一朝括ぐと、たちまちにして露骨な国家権力の発動が支配層から要請されることは幾多の実例で証明されている。ソ速の実験は究極において「人間の造りかえ」であり、それは利潤獲得原理の上に立った全世界への挑戦である

・・・ソ連の実験がいかに大きな挑戦であり、いかに大きな憤激を旧世界の人々にまき起したかは想像に余りがある。一方の憤激は他方の憤激を呼ぶ。憤激と恐怖の心理が拡がっている条件の下では、新しい原理を同意と説得による政治に基礎づけることが可能な段階にはまだ達していないのだ。「ソ連の官僚主義、政治的発言の自由への妨害、大規模のテロ、党の無誤謬性に関する醜いビザンチン主義ーーこうしたことに対ずる一切の抗議が出揃った後においても、ソ連では十月革命以後、世界のどこよりも多く自我を実現する(self-realization)チャンスをもっているという厳粛な真理は否定すべくもない」ーーこれが、一切のプラス・マイナスを計算した上でラスキがロシア革命に与えた勘定書である」

丸山眞男「現代政治の思想と行動」

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Twitter / @Ura_Meigen: 何が人民で何が敵であるか、はっきりさせなければならな ...



(メモ) マルクス主義とリベラリズム (丸谷敬一)

では、マルクス主義とリベラリズムとの関係はどうであろうか。私は無学にして、マルクス主義者がリベラリズムを積極的に評価している文章を読んだことがない。彼らがリベラリズムに言及する時は、必ず「ブルジョワ・リベラリズム」などという貶価の形容語を伴っている。マルクス主義者が作り出した体制では、「プロレタリアート大衆」の利益と「前衛党」の指導や「プロレタリアート独裁」の利益は、完全に一致しているものと観念されていたため、それらが乖離する可能性が否定され、権力を抑制するメカニズム(権力分立、法の支配、独立した批判的なマスメディアなど)を作り出す必要性が認識されなかった。いやむしろ、プロレタリアート独裁に反対する個人の自由などを認めることは、革命の事業を遅らせるだけであると考えられた。それゆえ、リベラリズムのなかでも最も本質的な「国家権力からの自由」(消極的自由)が、まったく存在しない社会が作られてしまったのである。

http://www.ps.ritsumei.ac.jp/assoc/policy_science/113/11309.pdf

Twitter / 山脇直司: 左翼という用語が生まれたフランス革命時のジャコバン独 ...


(メモ)公私を区分する立憲主義 (長谷部恭男)

公私を区分する立憲主義は個人の自由を保護するだけではなく、公益に関する効果的な審議と決定の過程をも保障する。

 こうした手立てを実現する具体的手段として、思想・表現等の個人の自由の保障、政治と宗教の分離、平等な選挙権の保障、議会での公開の審議と決定の手続、違憲審査制等、多様な仕組みが憲法典に基づいて制度化される。

 公私の区分をせず、特定の価値観・世界観によって人々の生活が隅々まで統制される社会としては、前近代社会のみならず、現代の共産主義社会やファシズム社会を典型例としてあげることができる。

長谷部恭男「Jurist増刊 憲法の争点」p.6-7
http://www7.atwiki.jp/epolitics/pages/322.html

(メモ) 積極的自由と全体主義

バーリンは、歴史的に見て、この積極的自由の概念が全体主義国家によって悪用されてきたとする。というのは、 積極的自由は政府による個人の抑圧を正当化する手段になりうるからである。たとえば、「お前は自分が何をすべきかわかっていないから、国家はお前を強制的に労働させることにする。しかし、この強制労働はお前の自由を奪うものではなく、お前を『真の意味で』自由にするものである。お前は強制されることによって自由になるのだ(forced to be free)」というようなレトリックがそれである。 (この主張の背景には、彼自身ユダヤ人であり、1919年のロシア革命、ナチによるホロコースト、そしてソ連の圧政を目のあたりにしてきたという事実がある)

http://plaza.umin.ac.jp/~kodama/ethics/wordbook/berlin.html

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